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虹の橋にいる・・・

SANY0172.JPGこの子は「アイビー」といいます。14年前、当時住んでた家にやってきました。私の犬でした。それから4年後、私は事故に遭い病院へ入院。アイビーの世話は今は亡き父がやってくれていました。

私の容態は悪くなる一方で、足を切断するか・・という所まできましたが、今も診てもらってるT病院のO先生が「ようこちゃんは足があったほうがいい」と切断は免れました。ただ、当時はお先真っ暗で、リハビリにも非協力的で、なにをするにも、なにも感じることもなく、いじわるな看護師や、性格に難のある医師の言葉も、甘んじて受けていました。反発する元気がその当時、なかったのです。

私の頭の中には、いつもアイビーのことがあり、「アイビーどうしてるかな?ちゃんとご飯食べてるかな?」という気持ちで一杯でした。そして、できれば退院後、アイビーを引き取って、今も住む母の家で暮らしたいとも思ってました。

入退院を繰り返し、小さいものから、大きいものまでの手術を14回受けた私の足腰はガクガクしていて、今のような力はありません。ある日、神父様が私のところにお見えになり、「自然と暮らすのがいいよ」との言葉に、「自然?動物も自然よね!?」と思い立ち、すぐ母に「アイビーを引き取ろうよ!」と言いました。ただ、、MRSAがあり、骨髄炎も治りきってなかった当時、母は「神父様が言うんじゃことわれないわね・・・」みたいな空気になったのですが、なんせ足には爆弾かかえてます。

そしてO先生に飼ってもいいかと聞くと、「まあ大丈夫だと思うよ」との答えに私の頭はパ~と明るくなりすぐにアイビーを迎えにいったのでした。アイビーは車椅子になった私にもすぐ対応し、散歩に行く時は車椅子のスピードに合わせて歩きます。車椅子の音が家のどこかで聞こえると、すぐ耳を澄ませ、自分が車椅子の後ろにいる時には、「ガチャ」という車椅子の音に反応し、どきました。

楽しい日々は続き、アイビーもいつのまにか14歳という高齢犬になりました。

あるとき、アイビーの息遣いがおかしいのです。鼻もつまってるようで、苦しそうです。心配になった私達は病院に連れて行くことにしました。

そして気管支拡張剤と鎮痛剤をもらってきました。どうやら鼻にも喉にもあまりよくないモノがある、手術しますか?との問いに、私も母も「いや,

可哀相だからやめておこう。」と意見は一致し、介護の日々は始まりました。手術については、それぞれの意見があると思いますが、高齢犬の体にムチ打つ様で、私達は「お願いします。」とは言えなかったのです。アイビーは頑張りました。寒かった当時、セーターを着て下にはあったかマットをひいて、オムツを履き、(もうその頃は立ち上がることもできなかったので)何かあると、ないたり吠えたりして知らせます。たとえばオムツが濡れたから取り替えてくれとかです。そんな日々を過ごしながら、今、家にいるバジルはやってきました。私としては、順番があるだろう!と思ってたのですが、ペットロスになると思った母が、気をきかせて(?)連れてきたのです。そして1月が過ぎ、2月も過ぎ、3月5日、アイビーは死にました。いつものように、気管支拡張剤を飲まそううとおもっていたら、口をパクパクさせ、、そのまま逝きました。 

アイビーを知ってる人は、どうしても、バジルを呼ぶ時、「アイビー」とつい口にしてしまいます。母もそうです。

今は天国手前の虹の橋で私が来るのを待っていることでしょう。アイビーの前にいた、柴犬の「ユキ」もいることでしょう。

死に急いでるわけではありませんが、私は彼女らと会うのが楽しみでなりません                                           

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